データ流通市場の歩き方

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【8/24オンラインセミナー】「デジタル文化とワークプレイスの近未来――第4回データ流通市場の歩き方」

第4回データ流通市場の歩き方バナー

 株式会社日本データ取引所では、アカデミア×ビジネスの現場からゲストをお招きし、デジタル時代の組織のあり方について考えるオンラインシンポジウムを定期開催しています。8月24日(火)のテーマは「デジタル文化とワークプレイスの近未来」です。

概要

 コロナ禍における感染対策が追い風となって、多くの組織がICT投資に再注力しています。ところが、従来の企業文化が「見えない壁」となって、リモートワークが上手くいかない、スムーズな情報共有に苦戦している、コストに見合った効果を実感しにくいといった課題も耳にします。

 複数のアンケート調査が、「やっぱりオフィスは必要だ」と感じるビジネスパーソンが多いと明らかにしています。同時に、空間デザインの見直しや分散拠点化の必要も指摘され、生産性向上と危機管理対策の両立に頭を悩ませるご担当者様も少なくないことでしょう。

 働く場所が変わり、働き方が変われば、データの流通のあり方も変わります。デジタル文化の浸透が社会生活の前提となった未来で、組織はどのような姿をしているでしょうか。今回は大橋一広氏(株式会社イトーキ 先端研究統括部 統括部長)と清水たくみ氏(慶應義塾大学総合政策学部准教授)にご登壇いただき、デジタル時代の組織文化とワークプレイスのあるべき姿を語り合うミニシンポジウムを開催します

 イトーキは、オフィス家具の製造販売や空間設計を手がけてきた企業です。近年は、『明日の「働く」をデザインする』企業として、創造性を高める組織のワークスタイルやアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)、個人の多様な働き方・人生設計に合わせた環境デザインで、新たな時代へ向けた研究・企画を展開しています。大橋氏は技術開発とデザインの両面アプローチから、先端研究・新規事業企画・空間のデザインを多数手がけています。

 清水氏は、経営情報論および経営組織論を専門とし、ビジネススクールでも教鞭をとりながら、デジタル組織、オンラインコミュニティやデジタルプラットフォーム、未来の働き方等に関する研究を行っています。企業のデジタル戦略に関する研究調査では、ICT投資をビジネス成長につなげている企業は、単にICT投資額が多いだけでなく、デジタル活用に関する組織的な意識・動機づけ・スキルが高いことを指摘しています。

 おふたりとの対話を通じて、情報システムやデータサイエンスといった専門分野に限らず、学術とビジネスの境界線を捉えなおす、新しい「仕事場」のあり方を探っていきます。オンラインファーストの業務フロー設計に苦戦している方、創造性のある組織文化づくりに関心のある方は、ぜひご参加ください。

 

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開催概要

日時:2021年8月24日(火)17:30-19:00
視聴方法 :Zoomウェビナーでのオンライン配信(※お申込完了後、会場URLをZoomの自動配信メールで送ります。)
参加費 :無料

プログラム概要

1)アカデミアセッション
ゲスト:清水たくみ氏(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
話題:

  • IT投資と経営パフォーマンスの関係
  • デジタル組織文化、組織アジリティ、big data capability
  • デジタルリーダーシップ
  • データアナリティクスのビジネス活用

(進行:株式会社日本データ取引所 上島)

 

2)ビジネスセッション
ゲスト:大橋一広氏(株式会社イトーキ 先端研究統括部 統括部長)
話題:

  • ワーカーが集うオフィス空間の役割
  • 分散と集合のハイブリッドなワークプレイス
  • 「働くと学ぶ」スマート・キャンパス×オフィス

(進行:株式会社日本データ取引所 上島)

タイムテーブル

アカデミアセッション:17:35〜17:55
休憩:18:00〜18:05
ビジネスセッション:18:05〜18:25
質疑応答・まとめ・お知らせ:18:30〜19:00

登壇者プロフィール

清水たくみ氏

清水たくみ(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
 慶應義塾大学総合政策学部卒業。ローランド・ベルガーにて主に金融・商社・製造業等への経営コンサルティング業務に従事した後、マギル大学経営学博士課程。その間、ハーバード大学Berkman Center for Internet & Societyリサーチ・インターンマギル大学非常勤講師等を歴任し、2019年より早稲田大学ビジネススクール准教授。2021年より現職。専門は経営情報学および経営組織論。特に技術と社会の変化が経営・組織に与える影響に注目し、未来の組織および働き方、オンライン上のコラボレーションやイノベーション、デジタル組織文化、多様性を生かした組織づくり、データ・アナリティクスの事業や組織への活用、などを研究。

 

大橋一広氏
大橋一広(株式会社イトーキ 先端研究統括部 統括部長)
 千葉大学 工学部・工業意匠学科を1993年に卒業。株式会社イトーキに入社後は空間設計に従事し、コミュニケーション・デザインを担当。その後、ワークスタイルの研究や企画、デジタルICT関連の新規市場開拓、事業企画推進を担当し、次世代クリエイティブ・ワークのコンセプトメイクに従事。現在、先端技術の応用やデジタルとリアルの融合を目指したDXの開発研究、スマート社会の「働くと学ぶ」分野を基軸としたソリューション・デザインの企画を担う。先端技術研究所・オフィス総合研究所を統括する先端研究統括部長(現職)。お茶の水女子大学非常勤講師/国際大学GLOCOM客員研究員を兼務。

 

上島邦彦氏

上島邦彦(株式会社日本データ取引所)
 創業メンバーとして事業企画に従事。データマーケットプレイス企画推進、データ戦略・実践コンサルティングに携わる。「データ流通市場の歩き方」編集部員。研究データ利活用協議会「データ共有・公開制度検討部会」委員。データ社会推進協議会技術基準検討委員会「データ品質TG」副主査。

 

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